歯科医院は医療を提供する場所であり、お口の中を扱う場所でもありますので、一番清潔な場所でなくてはなりません。せんざき歯科医院ではいつでも清潔な環境であるための取り組みに特に力を入れてます。
医院を開業した時に、「赤穂で一番清潔な施設にする」を目標に決めました。少し大げさなように思われるかもしれませんが、本気なのです。歯科医院は医療施設であると同時に、お口の中を扱う場所でもありますので高水準での衛生環境が求められます。
しかしながら、「水汚れ」「入れ歯や歯科材料を削った際に出る汚れ」など絶えず汚れが発生する場所なので、衛生環境を高い水準でキープすることは意外に難しいのです。この問題をどうやってクリアしようかと考えていた時に出会ったのが「クレンリネス」という考え方でした。
「クレンリネス」(Cleanliness)とは「清潔な状態を保つこと」を指します。よく似た言葉でクリンネス(Cleanness)がありますが、こちらは「清潔にすること」を指し、意味合いが少し違います。
「クレンリネス」は汚れてから清潔にするのではなく、汚れる前に(厳密には汚れが目立つ前にですが)清潔にすることです。飲食業界やホテル業界などではある程度定着している考え方ですが、歯科業界では意外に定着していない考えだと思います。虫歯菌、歯周病菌など歯科で扱う仕事内容のほとんどが感染との戦いです。
感染は目には見えないものなので、この感染をクレンリネスにどうやって落とし込んでシステム化するのかということがとても難しいのです。高性能の滅菌機材を揃えれば解決するというものではありません。スタッフ全員が「クレンリネス」への意識を持ち、実践することが重要になります。
このクレンリネスを知るきっかけとなったのが(株)デンタククレンリネス研究所代表の小林宏氏でした。小林氏は歯科に適したクレンリネスを取り入れた「デンタルクレンリネス」という考え方を提唱し、歯科専門の清掃サービスの実務を行いながら、全国で講演会などの啓蒙活動をされています。
詳しくはデンタルクレンリネス研究所のホームページをご覧ください。
小林氏に、デンタルクレンリネスの考え方やノウハウを教えていただき、当医院では開業時よりデンタルクレンリネスを基盤とした衛生環境の向上・維持に取り組んできました。現在も、3か月に一度当医院のフロアメンテナンスを小林氏にしていただきながらより良い状態をキープできるように努力しています。患者さんが来院された際に、「ここなら安心だ」と感じていただける清潔な環境をお約束します。